便秘薬について

一口に便秘薬といってもどのように作用するかによって、色々な種類に分けられます。

便秘薬の歴史は古く西洋では薬草としてセンナやアロエが使われ、古代中国では大黄が使われていました。これらは腸を刺激して腸管の蠕動運動を刺激して排便を促します(腸から便をしぼりだすイメージ)。現代でもこれらの生薬の成分は下剤の主成分として幅広く使われており、刺激性下剤といいます。

次に酸化マグネシウムを代表とする、腸の中の浸透圧を高くして腸管から水分を移動させ、便に水分を与えて軟らかくしたり便の容積を増やす作用の浸透圧性下剤があります。

ほかに整腸剤や腸の動きを助ける薬などもありますが、この2種類が昔から使われている便秘薬の2大巨頭でした。便秘治療として食事療法と運動の奨励に加えこれらオールドタイプの便秘薬をどのタイプの便秘かを見極めながら使ってきていました。

しかしここ数年来新しい効き方をするニュータイプの便秘薬が発売され治療の幅が広がっています。ニュータイプの薬は実際使ってみると良く効くことも多いのですが、やはり患者さんの状態を考えて使わないと思うように効かないことがままあります。また新薬なので値段もそこそこ高価なので、その人にあったオーダーメイドの治療を心がけています。

次回から各薬の特徴と使い方を書いていこうと思います。

 

© 2015 矢野外科胃腸科